明日はispace上場日

明日(4/12)はispaceの上場日です。


主幹事はSMBC日興証券。今回あまり聞かない「親引け」という取引を利用しての上場になっています。
「親引け」とは、『増資新株発行会社が証券会社とあらかじめ相談して、特定の者に新株の一部を売り渡すことを約束すること。市場ではその残りを公募します。親引けは、時価より安い公募価格で決定される場合が多く、贈収賄事件を起こしがちなので厳しく制限されています。また、商品清算取引で、当限納会節の立ち会いで現物を引き渡そうと準備した売方が、相場が下がったために引き渡す意欲を失い、自ら買い戻して引き渡さないことも「親引け」といいます。』(出処:大和証券HP)。上場後の需給バランスが悪化するのを防止するために行う取引になります。

ispaceが今回発行する株式はOAを除いて26,519,500株。引受価額は233.68円/株なので、調達金額は約62億円。最近のIPOだと調達金額がかなり多額になっています。会社の業績はまだ赤字ですが、これくらいの資金を上場株を扱う投資者から調達できるという事は、将来の期待が非常に高いと感じます。

一方で、VCからするとispaceの上場はNew Space銘柄初の上場案件なので、どのような株価推移になっていくのか、非常に気になります。ただし、180日のロックアップがかけられており(株価による解除はないです)、主幹事証券が解除しない限り10月8日まで続きます。その後の株価の動きが本当のispaceの評価になっていくんだろうな、と思って、明日は注目してみます。